NPO法人「湘南鎌倉猫ほっとさぽーと」 プロフィール

 いつも私共の活動にご理解とご協力を賜り、有難うございます。

 

2023年も難しい事案が続きました。餌やりはするけど不妊去勢手術はしない、そしてボランティア団体にも捕獲・手術をさせない、という餌やりさんとどのように向き合って問題の解決を図るかが大きな課題です。「不妊去勢手術の費用をボランティアや行政が負担すれば捕獲・手術に取り組んだり協力したりするはず」と考える方もおられますが現実は全く異なり、とにかく手術はしない/させないという方がたくさんおられるのです。

 

神奈川県の動物愛護センターでは猫の殺処分ゼロを9年連続で達成したとの発表がありました(令和4年度)。多くの関係者の皆様のご尽力の賜物と感謝しております。

 

犬の場合は、飼い主不明のまま外にいたら法律(狂犬病予防法)に基づいて行政が抑留しなければなりません。このため現在では野良犬というのはほとんど存在しません。しかし猫の問題で圧倒的に大きいのは外で繁殖を続ける野良猫問題です。これが猫問題と犬問題の根本的な違いです。

 

2018年度の記録ですが、愛護センターで殺処分ゼロを達成している一方で、神奈川県全域で路上死体として収容された猫は17,942頭/年にのぼりました。このように猫の問題は、「殺処分ゼロ」=「猫問題の解決」にはならないことをしっかりと認識しなければなりません。

 

野良猫に餌をやる方には必ず不妊去勢手術をして頂きたい。これが徹底されれば猫問題は解決に向かいます。

 

私たちはこれからも問題の本質と向き合い、人にも猫にも優しい環境づくりに取り組んで参りたいと思います。ご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。

 

 

2024年1月

理事長 飯田園子

 

 

 

本当はオリンピックイヤーだった昨年(2020年)は思いがけずコロナ禍にみまわれ、私たちの活動にも大きな影響がありました。

 

里親さん募集ポスターを貼らせて頂いていた商業施設や公共機関の掲示板が閉鎖されたり、猫の譲渡会が中止されたり、また連携している保護猫カフェも一時閉店することになってしまい、保護猫を直接お見せできる機会もどんどん減ってしまいました。

 

一方で「ステイホーム」の影響か、保護された猫が少なかったのか、私共のインスタグラムの里親募集には例年以上に多くの方々からお問い合わせを頂き、86頭の猫を里親さんにお届けすることができました。本当にありがとうございました。

 

活動に様々な制約があった年ではありましたが、当会では保健所との連携を深めて不妊去勢手術をしない餌やり行為による猫の繁殖現場で、餌やりさんとの話し合いや捕獲・手術に取り組みました。行政と情報を共有し役割を分担して活動することによって、どちらか一方だけでは解決できなかった問題が解決に向かう例が増えてまいりました。

 

いま野良猫として生きている猫も、野生の生き物ではなくペット種です。本来は人と暮らしているはずの猫が不妊去勢手術をしない餌やり行為によって繁殖し、その多くが死んだり負傷したりして苦しんでいる場所では、周辺の人から「毎年、多くの猫が車に轢かれるのが耐え難かった」との声も聞かれました。

 

新たに野良猫をつくらないための手術の徹底は、猫のためだけでなく周囲の人の生活環境を守るためにも重要です。本年も多くの方にご支援頂けるような活動をしてまいりたいと存じます。

 

よろしくお願い申し上げます。

 

2021年1月

理事長 飯田園子

 

 

 

平素は私共の活動にご支援・ご理解を賜り、まことに有難うございます。

 

横浜市磯子区で、「磯子区猫の飼育ガイドライン」(横浜市磯子区役所衛生課)に則った『地域猫活動』が開始されたのが1999 年と言われています。以来、『地域猫』という言葉は日本中に広まりましたが、私たちの活動する湘南地域で『地域猫活動』と呼べる活動が行われている例を私たちは知りません。

 

不妊・去勢手術をしない餌やりは野良猫を爆発的に繁殖させて周囲の人の生活環境を悪化させるだけでなく、交通事故等によって多くの猫を死に追いやるたいへん残酷な行為であり、本来は餌をやる方が主体となって捕獲・手術をして問題を未然に防ぐことが求められます。しかし現実には手術をせずに野良猫に餌を与え続けるケースが少なくありません。

 

地域猫活動の推奨と不妊・去勢手術の助成金を猫問題解決の柱とする自治体は多いのですが、手術をしない無責任な餌やりを抑止するための実効ある施策がなければ、成果に結びつけることはできません。

 

動物愛護管理法に基づき、環境大臣は「家庭動物等の飼養及び保管に関する基準」(平成14年環境省告示第37号)を定めており、そこには「飼い主のいない猫を管理する場合には、不妊去勢手術を施して、周辺地域の住民の十分な理解の下に、給餌及び給水、排せつ物の適正な処理等を行う地域猫対策など、周辺の生活環境及び引取り数の削減に配慮した管理を実施するよう努めること。」と記載されています。

 

上記の基準や都道府県の定めるガイドラインに従って、猫に餌を与える人が確実に不妊・去勢手術を実施すれば猫問題は終わります。これからも当会はこの目標に向けて努力してまいりたいと思います。

 

本年もよろしくお願い申し上げます。

 

2019年1月

理事長 飯田園子

 

 

昨年も多くの方から私共の活動に様々なご支援を頂戴致しました。心より御礼申し上げます。

 

さて、神奈川県動物保護センターが所管する区域(横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市及び藤沢市を除く県全域)では犬猫の殺処分ゼロが継続中です。その一方、県の推定で年間7千頭を超える猫の路上死体が同区域で回収されており、このほとんどは交通事故死と考えられます。

 

野良猫問題を解決していくためには、問題の本質を社会が正しく理解することが必要です。野良猫が繁殖する原因は不妊去勢手術をせずに餌だけを与える無責任な餌やり行為であり、餌をやる人に不妊去勢手術を義務付ける以外に猫問題を収束させる方法はありません。

 

ところが対策として提唱されている「地域猫活動」は、現在のところやりたい人だけが行う活動で、根本原因である無責任な餌やり行為を行う人はそのほとんどが捕獲・手術に取り組むことがありません。本来は主体となって問題の解決にあたるべき当の本人不在の「地域猫活動」では、もちろん繁殖を止めることはできません。

 

問題の本質を踏まえ、実効ある施策を実現することが必要です。

 

微力ではありますが当会は本年も引き続きこの問題に取り組んでまいりたいと思います。これからも皆様のお力添えを賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 

2018年1月

理事長 飯田園子 

 

 

いつも私共の活動にご理解とご協力を賜り、心より御礼申し上げます。

 

昨年を振り返りますと、例年と同様に多くの方から「猫が繁殖している」との相談が寄せられ、手術をしない無責任な餌やりが行われている場所で捕獲・手術を行うと共に、子猫の保護・譲渡に努めました。

 

猫は繁殖力が強く手術を徹底しなければなりませんが、多くの自治体が野良猫問題の解決策として推奨する「地域猫活動」は今のところ「やりたい人だけがやる活動」で、周囲の説得に応じない無責任な餌やりを抑止できません。

 

手術をしない餌やりによる野良猫の繁殖は周囲の人の生活環境を悪化させるとともに、猫の生存環境も悪化させて多くの猫の交通事故死を引き起こしている大変残酷な行為でもあり、早急に解決を図るべき問題です。

 

そのためには行政や議会に地域の実態や困っている人の声を届けるとともに、法整備を含めた有効な施策に関する議論を深めていく必要があると感じています。

 

これからも「湘南鎌倉猫ほっとさぽーと」にお力添えを賜りますよう、お願い申し上げます。

 

2017年1 

理事長 飯田園子

 

 

平素より私たちの活動に対し格別のご理解とご支援を賜り、誠にありがとうございます。

 

私たちの活動範囲である鎌倉・逗子・葉山は神奈川県動物保護センターが所管する区域(横浜市、川崎市、相模原市、横須賀市及び藤沢市を除く県全域)になりますが、平成26年度に同センターに収容された猫について、初めて殺処分がゼロとなりました。

 

これは大きな成果ではありますが、実際にこの区域で活動しておりますと「近所で猫が繁殖して臭いや糞尿で困っている」「子猫が床下で鳴いている、どうしたらいいか」などの相談がたくさん寄せられます。そしてそうした場所に伺うとほとんどの場合、毎年猫が車や列車にはねられて重傷を負ったり死亡したりしているとの情報が入ってきます。

 

猫に餌をやる場合は、必ず不妊・去勢手術が必要です。餌を与えるだけの行為は繁殖によって不幸な猫をふやし、多くの猫と人を苦しめる結果になります。このことをより多くの方にご理解いただき、むやみに猫を苦しめることのない社会に向けて努力してまいりたいと考えております。

 

今後も一層のご支援を賜りますようお願い申しあげます。

 

2016年1月 

理事長 飯田園子

 

 

当会は、鎌倉・逗子・葉山で長年に渡り猫の不妊去勢手術と保護・譲渡を行っておりましたメンバーが中心となって2012年12月に設立しました。代表には、神奈川県動物愛護推進員を2008年の制度開始より6年以上務めております飯田が就任しています。

 

不妊・去勢手術をしないまま猫に餌をやり続けると猫が無制限に繁殖してしまいます。こうした繁殖行為は人の生活環境も猫の生存環境も悪化させ、近隣トラブルに発展すると共に、多くの猫を苦しめる行為でもあります。

 

現在日本でみられる猫は野生動物ではありません(西表ヤマネコを除く)。本来人に飼われるはずのペット種で、例えれば犬のチワワと同じです。こうした猫がノラ猫として飼い主のいない状態で繁殖し、事故などで死んだり殺処分されたりしているのは異常な状態と考えています。

 

猫がペットとして室内で適正に飼育され、不幸なノラ猫がいなくなる日が来ることを願っています。

 

2015年1月

飯田園子 

 

https://www.npo-homepage.go.jp/npoportal/detail/014003601

(内閣府:NPO法人ポータルサイト)

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